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= 竹ノ山 の タケノコ 通信 =
〔第51号 2017年11月9日〕


今月の話題 「東京式アクセントを考えよう」

第50回、10月のチャレンジは、日本語のアクセントの問題です。日本語のアクセントは地域によって大きく違います。今回は東京式アクセントについて考えます。

【質問1】 東京式アクセントでは、単語の一拍目と二拍目は音の高さが違います。箸(ハシ)のアクセントは「高低」、橋(ハシ)のアクセントは「低高」です。では、端(ハシ)のアクセントは「高低」ですか、「低高」ですか。

【解答1】
「端」のアクセントは「橋」と同じく「低高」ですが、助詞の「ガ」をつけて発音すると二つの違いが分かります。次の3つを比べてください。
   (1)箸:「高低」  箸ガ:「高低低」  頭高型 単語の最初の拍が高く、次の拍が低い。
   (2)橋:「低高」 橋ガ:「低高低」  尾高型 単語の最後の拍が高く、次の拍が低い。
   (3)端:「低高」 端ガ:「低高高」  平板型 単語にアクセントの下がり目がない。

東京式アクセントは、①頭高型(「箸」)、②尾高型(「橋」)、③平板型(「端」)、それに④中高型の4つのパターンがあります。中高型の単語には「五人」(低高低)、「勇み足」(低高高低低)などがあります。

【質問2】 次の12の地名をアクセントの観点からグループに分けてください。いくつのグループに分かれますか。
  青森、秋田、山形、福島、新潟、富山、神奈川、岡山、広島、愛媛、熊本、鹿児島

【解答2】
次の3つのグループに分かれます。
   頭高型 「高低低」:  秋田、富山、愛媛 
   中高型 「低高低低」: 青森、山形、福島、神奈川、岡山
   平板型 「低高高高」: 新潟、広島、熊本、鹿児島

ここで一つ注目したいのは、頭高型も中高型もアクセントの下がり目が単語の後ろから3拍目にあるということです。「勇み足」「昔気質」「五目並」なども同じパターンです。

【質問3】 上の12の地名に「県」をつけて、「青森県」などと発音すると、アクセントはどうなりますか。

【解答3】
12の県名だけでなくすべての地名は後ろに「県」を付けると、アクセントの下がり目が後ろから3拍目の中高型になります。皆さんご自分で確かめてみてください。

では、人名(佐藤、中川、下瀬川、田中、坂上など)はどうでしょうか。動詞や形容詞のアクセントはどうでしょうか。東京式アクセントにはいろいろな法則があります。『明解アクセント辞典』などを読んでみると新しい発見があるでしょう。

(日本語学科 尾﨑 明人)

今月のチャレンジ

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★ 次号で、送っていただいた解答のうちおもしろいものと解説を掲載します。

11月のチャレンジは、「日本の茶道」についての問題です。
次の文は茶道に関して述べたものです。間違っているものはいくつあるでしょうか。

①  茶道の成り立ちは禅宗と深くかかわっていて、お茶の精神を表わした「和敬静寂」は、一休禅師のことばである。

②  はじめて日本に茶の実を持ち帰ったのは鎌倉時代の禅僧栄西といわれているが、すでに平安時代、
唐に渡った最澄が持ち帰っていて、比叡山麓に植えたのが最初である。

③  日本の住宅建築の規格である四畳半は茶道から派生したもので、そのモデルは銀閣寺国宝東求堂にある茶室同仁斎である。

④  薄茶の飲み方は、茶碗を左手のひらの上にのせ、感謝の想いをこめて軽くおしいただき、茶碗を二度
ほど回して正面を避けてからお茶をいただく手順である。

⑤  薄茶を飲む前に出すお菓子は、季節を表現した色取り鮮やかな生菓子でなければならない。

⑥  道安囲の茶室は、亭主が客座に対して次の間でお点前をするという謙虚な心構えをあらわしたものである。

⑦  茶事七式の中の「正午の茶事」では、懐石、菓子、薄茶、濃茶の順に進んでいく。

⑧  茶器「棗」の始まりは、千利休ではなく村田珠光の時代である。

★ あなたのお答えをお待ちしています。
★ ご意見、ご希望、ご質問もお寄せください。
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