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= 竹ノ山 の タケノコ 通信 =
〔第19号 2014年12月11日〕



今月の話題  「日本語の文の意味は何で決まるの?」

第18回、11月のチャレンジは、日本語の文の意味は何で決まるのか、でした。

11月号で見たように、日本語の語順は自由で、前回のb、 c以外に、次のdも基本的に、意味はaと変わりません。唯一動かせないのは、最後の述部「食べた」です(倒置文の場合はまた別です)。

a. 昨日、栄で、ジョンと、ひつまぶしを食べた。
b. ジョンと、昨日、栄で、ひつまぶしを食べた。
c. ひつまぶしを、昨日、栄で、ジョンと食べた。
d. 栄で、ジョンと、ひつまぶしを食べた。

さて、本題に入りましょう。質問は「日本語の意味は何で決まるのか」ということでした。この前見たように、英語や中国語は、語順で意味が決まるのでしたね。以下に示すように、語順で意味が決まる言語とそうではない言語があります。

(1)日本語:ジョンがメアリーを愛す=メアリーをジョンが愛す。
(2)英語:John loves Mary ≠ Mary loves John.   
(3)中国語:John 愛Mary ≠ Mary 愛 John.

(1)の「ジョンメアリーを愛す」と「メアリーをジョン愛す」の共通点は、何ですか? 語順でなければ、残るのは「ジョンが」と「メアリーを」の中の助詞「が」や「を」ですね。助詞には、いくつか種類があるのですが、このように、文の意味を決める助詞を「格助詞」と言います。「ジョン」が主語を、「メアリー」が目的語を表しているのは、格助詞「が」と「を」がついているから分かるのです。

(1)の「ジョン」や「メアリー」のように助詞ごと動かすので、前に持ってきても、後ろに持ってきても、日本語では文の意味が変わらないのです。それゆえ、日本語は語順が自由なのです。

(日本語学科 田中真理)

今月のチャレンジ

★ このメルマガでは、毎号、日本語・日本文化、日本語力、国語教育、日本語教育などについての課題を出題します。解答を考えて送ってください。タイトルを「12月のチャレンジ」として、解答のあとに、お名前と所属を書き添えてください。
★ 送り先は、takenoko_re□@nufs.ac.jp(実際の送信時には□を省き、続けて入力してください)です。
★ 次号で、送っていただいた解答のうちおもしろいものと解説を掲載します。

第19回、12月のチャレンジでは、「複言語」使用者について考えてみましょう。

名古屋外国語大学では、平成27年4月入学者より、複言語を勉強します。そこで、今回は、日常で複数の言語を使用する人や、ある時点で複数の言語を使用していた人に焦点をあてた問題です。

某大学と某新聞社主催の高校生英語エッセーコンテストの募集要項が、マウロ君とハンナさんが通っている名古屋の公立高校で配られました。マウロ君、ハンナさんは、自分たちには出場資格があるのかどうか迷っていますが、それは何故なのでしょうか。また、応募資格が、マウロ君やハンナさんが迷うような書き方になっているのは何故だと思いますか。

応募資格 原則、英語を母国語としない高校生とします。

<一般部門>海外経験部門に当てはまらない高校生

<海外経験部門>海外の小中高で一年以上の在学経験がある高校生

(1)マウロ君の父親はイタリア人、母親は日本人ですが、両親とも生後まもなくアメリカに移住し、大学卒業まではアメリカで暮らしていました。マウロ君自身は日本生まれ、日本育ちですが、日本とイタリアの二重国籍です。マウロ君の家庭では、日本語と英語で話しています。

(2)ハンナさんの母親はイギリス人、父親は日本人で、彼女は 5歳までは両親とロンドンで暮らしていました。第一言語は英語で、当時は日本語より英語が得意でしたが、小学校入学前に、父親と二人で、日本に引っ越してきてから今までの 10年間は、日本の教育しか受けておらず、英語は学校の授業以外ではほとんど使っていません。現在イギリスと日本の両方の国籍を持っています。

質問(1)マウロ君は応募資格があると思いますか。またそう思う理由を書いて下さい。

質問(2)ハンナさんは応募資格があると思いますか。またそう思う理由を書いてください。

質問(3)応募資格が、上記のように設定されたのは、何故だと思いますか。

★ あなたのお答えをお待ちしています。
★ ご意見、ご希望、ご質問もお寄せください。
★このメルマガでは、毎号、日本語・日本文化、日本語力、国語教育、日本語教育などについての課題を出題し、翌月号で皆様に送っていただいた解答の中のおもしろいものを紹介しながら、解説します。

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