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「学科生懇談会」が開催されました(10月3日(金))



平成26年10月3日(金)午後6時より7号館食堂で,今年度も日本語学科生懇談会が開催されました。1年生から4年生までの学科生と日本語学科教員が一同に会するのは1年のうちでもこの時だけです。多くの学科生が集まりました。

今年は誕生月別にテーブルにつき,その後歓談し,スピーチを聞きました。どんな様子の会だったのか,スピーチをした学科生2名に文章を寄稿してもらいました。 参加した人も,参加できなかった人も,是非文章を読んでみてください。今後の生活のヒントがあるかもしれません。

 スピーチの後には,アカペラサークルLa Voixの日本語学科生バージョンによるパフォーマンスの披露もありました。「手のひらを太陽に」が会場に響き渡り,大いに盛り上がりました。

 また,来年も多くの学科生が懇談会に参加するのを期待しています。

La Voixのパフォーマンス

La Voixのパフォーマンス

準備に協力してくれたみなさん

準備に協力してくれたみなさん


日常生活にある転機

スピーチをする倉知さん

スピーチをする倉知さん

 今回、私は学科生懇談会でスピーチをさせていただくことになりましたが、私は成績が良い訳でも、何か大きなことをした訳でもありません。今でこそ、さまざまなことに興味を持ち、大学生活に対して積極的ですが、1、2年生の頃は、本当にやる気のない、最悪な大学生活を送っていました。もちろん成績も公の場では言えないほど悪かったです。そこで、今回は、なぜそのような私が、変わったのか、大学生活での私の変化をお話したいと思います。

1.大学へ通う意味を見出せなかった1年生

 私は、日本語教師になりたくて名古屋外国語大学の日本語学科に入学しました。そのため、入学当初は、希望を持っていましたが、入学して間もなく、聞かされたのは「日本語教師は食べていけない」という現実でした。家庭の事情で、将来は長女である自分が家族を養っていかなければならないと思っていた私は「食べていけない」と聞いて、日本語教師の夢を諦めるしかありませんでした。ショックだったのと同時に、「日本語教師になれないのなら、これからの4年間何をして過ごせばいいのか。」と途方に暮れました。また、生活するお金も必要だったため、アルバイトをたくさんしていました。そのため、私の生活の中心はアルバイトで、大学には寝に来ているだけという状況でした。

2.少し変化が見られた2年生

大学に通う意味を見出せなかった私ですが、2年生になって少しだけ変わったことがありました。それは、人前で話すことの面白さに気づいたことです。日本語学科では、人前で話す機会がたくさんあります。「話す」ことを学ぶ授業はもちろん、その他の授業でも筆記テストではなく、発表がほとんどです。特に2年生からは、人前で話す機会が増えます。そうした授業の中で、私は話すことが好きだし、得意なのかもしれないと思うようになり、話すことが多い授業だけはきちんと取り組むようになりました。この時、まだ遅刻や無断欠席も多く、成績もよくはありませんでしたが、自分の中で、大学へ通う意味を見つけたような気がします。

 そして、このままではいけないと思い始め、2年生の夏休みに、オーストラリアへ3週間、短期留学に行きました。私は英語がとても苦手だったのですが、自分の何かを変えたいという漠然とした思いだけで、決めた留学でした。自分一人で行った初めての海外は、3週間という短い期間ではあったけれど、たくさんの人に出会うことができ、貴重な経験ができただけでなく、英語への恐怖感や嫌悪感がなくなり、夏休み明けの授業から、英語の授業が苦痛ではなくなりました。

 そのようにして、少しずつ、真剣に取り組む授業が増えていったものの、さぼり癖が治らないまま、2年生が終わってしまい、春休みに入った時、大学生活の半分が終わった今、自分が得たものは何もないということを実感しました。まず、親に高い学費を払ってもらったにも関わらず、2年間も無駄にしてしまい、申し訳ないという気持ちと、時間を無駄にしてしまった後悔でいっぱいでした。また、何をやっても中途半端な自分に苛立ち、こんな自分が社会に出て通用するわけがないと、自分の将来への不安も押し寄せてきました。

3.転機

真剣に聞くみなさん

真剣に聞くみなさん

 しかし、この2年生と3年生の春休みが私の転機となりました。春休みが始まった最初の一週間は、それまでの後悔に苦しみながらも、春休みなので、どうすることもできませんでした。現実的に、お金を稼がなければ生活ができないので、何かを考える暇もなくアルバイトに打ち込みました。寝ているか、働いているかというような生活の中で、「勉強がしたい」と思うようになりました。目が回るほど忙しいアルバイト生活の中で、勉強ができる幸せを感じました。そして、早く学校に行きたいと思うようになりました。学校より大切だったアルバイトが、まさか大学生活を良い方に変えるきっかけになるとは思いませんでしたが、私の転機は「忙しいアルバイト生活」でした。

 また、アルバイト生活の中で、大学を休学し、オーストラリアへ1年間ワーキングホリデイに行くという決断もしました。理由は、夏休みの短期留学で、もう一度オーストラリアに行きたいとなんとなく思っていたことと、ワーホリで行けば、働いて自分で生活していかなければならないため、様々な面で成長できるのではないかと思ったからです。また、ワーホリに行くことで、無駄にしてしまった2年間を取り戻したいとも思いました。

 そして、3年生になり、積極的に授業に参加するようになり、大学で勉強することが楽しくなりました。習うこと全てを収集したいと思うため、授業中に寝ることも少なくなり、勉強しているうちに、一度諦めた日本語教師になる夢にもう一度挑戦しようと思うようにもなりました。そこで、まず、今年の日本語教育能力検定試験の受験を決めました。とても難しい試験なので、自信はありませんが、やれるだけやってみようと思います。近い目標ができたことで、さらに授業に集中するようになりました。また、実践によって日本語教育を学びたいと思い、日本語教師のボランティアも始めました。さらに、夏休みには、釜山外国語大学での教育実習に参加し、日本にいるだけでは学ぶことができないことを学び、日本語教師を目指す決意をしました。3年生の2期になった今は、日本語教育センターでの実習を行っています。

 3年生になってからは、アルバイト、授業、ボランティア、教育実習、試験勉強を並行してやることになったため、時間がない上に、アルバイトを削ったため、お金もありませんが、去年までのアルバイトばかりしていた頃よりも、今のほうが、自分が元気な気がするし、毎日が楽しく、充実しています。
 今の私の目標は、「日本語教師は食べていけない」とおっしゃたった先生に、数年後、授業で「日本語教師は食べていけない。でも、こんな人がいるよ。」と、日本語教師になった私たちのことを、話していただくことです。

4.私の経験から伝えたいこと

 大学生活に満足している人ばかりではなく、私のように、何をしたいのか分からず、ただなんとなく大学に来て、授業を消化しているだけの人や、フラフラしているなと自覚はしていても、どうすることもできずに焦っている人、将来が見えず不安な人など、さまざまな人がいると思います。しかし、どこかで、「そろそろちゃんとしなければ。」と思っているのであれば、視野を広げて、様々なことを感じ、また小さいことからも何かを感じられるように、常にアンテナを張っているといいと思います。そして、何か、自分の中で引っかかることや、気になったことがあったら、その気持ちをその場だけで終わらせるのではなく、そのことを深く考えてみて、「これがしたいかもしれない」と思ったら、迷わず挑戦すれば、何かが変わる可能性があるかもしれません。挑戦して失敗したら、「違ったのかな」と思うだけでいいのではないでしょうか。まずは、考えることが大切だと思います。

(日本語学科3年 倉知礼花)


価値ある留学を

(1)はじめに

スピーチをする本多さん

スピーチをする本多さん

 日本語学科4年生の本多政孝と申します。私からは、私の体験をもとに「留学」について、話を進めていきます。そして、内容を大きく2つに分け、1つ目は「留学の感想」、2つ目は「留学と就職活動の両立」について、僭越ながら話をさせていただきます。ここでの話が、今後留学を考えている人、将来海外で働きたいと考えている人にとって、少しでも参考になればうれしく思います。

 さて、1つ目の「留学の感想」について話をする前に、結論から皆さんに伝えたいことがあります。少しでも興味があるのならば、ぜひ、留学はしてください。きっと人生のかけがえのないワンシーンになります。私も素晴らしい時間を、留学を通じて過ごすことが出来ました。勿論、楽しいことばかりではありません。辛いことも苦しいこともあります。しかし、それも踏まえて、自身を大きく成長させてくれます。自身の成長を1つの目的として、留学を経験してほしいと思います。とは言え、留学には莫大な費用がかかるものです。また、どうしても必要最低限の言語レベルが存在します。これらの理由で「留学は厳しいなぁ」という人も、きっといると思います。そういった人は、旅行でもいいので、海外は行くといいと思います。旅行でも、国内だけでは出会えない経験が、きっとたくさんあります。私の場合、海外へ行くこと自体、留学が初めてだったのですが、行って良かったと心から思っています。

(2)留学の感想

 話が少々それましたが、本題へ戻ります。私は2013年の8月上旬から12月下旬まで、半年程オーストラリアのブリスベンというところに留学をしていました。そして、ブリスベンにあるグリフィス大学で、留学生用の英語コースに通っていました。留学生用ということで、同じく留学に来ている他国の学生と一緒に授業を受けていました。おかげで、オーストラリア人だけでなく、香港、台湾、韓国、ブラジル、ロシア、インドなど、多くの国籍の友達が出来ました。「グローバルな人間関係が出来上がる」というのは、留学の醍醐味の1つだと思います。また、日本よりも多国籍な地域と言われていて、1台のバスに、5国籍は入り混じっているなんて光景もよく目にしました。そんな日常の何気ない発見も、同じく留学の醍醐味だったと思っています。

 そして、私が留学で養えたと思う能力は2つあります。それはコミュニケーション能力と解決力です。当たり前ですが、日本とは違う環境下で、英語のみでコミュニケーションを取らなければなりません。よって、伝えたいことを、全く伝えられないという場面に何度も遭遇します。しかし、そこで伝えられないままでいいのか。となると、そういう訳にもいきませんね。そのため、あの手この手で解決しようと努力をしました。ジェスチャーや筆談を利用し、文法を無視して単語だけでも、我武者羅にコミュニケーションを取ろうとすれば、解決力は確かに身についたと思います。苦しい場面でこそ、そこでの努力が解決の糸口になり、自信を大きく成長させてくれます。

 さらに、そういった場面は、自身を見直す絶好のチャンスになります。勿論、英語のレベルという面も含まれます。正直、留学をする前まで、私は自身の英語に過信をしていました。しかし、実際に現地に身を置いたとき、そのレベルが全く通じない現実を目の当たりにして、それまでの未熟さを知りました。また、実家暮らしの人は、いい自律の機会にもなると思います。私はホームステイをしていましたが、いくらホームステイと言っても、実家のようにゆったりとした生活が出来る訳でもありません。そんな環境下でこそ、自分が如何に無力だったのか、どれだけ家族に支えられていたのかということに気付き、成長出来る機会になったと思っています。正直、ここだけでは伝えきれない程、留学にはいいものが詰まっています。自分の行動次第で、それに巡り合えるチャンスはいくらでも増えます。そのため、留学は行っておいて損はありません。

(3)留学と就職活動の両立

スピーチを聞くみなさん

スピーチを聞くみなさん

 では、次に「留学と就職活動の両立」について、こちらは簡単に話をさせていただきます。今後留学をする人の中には、留学時期と就職活動の時期が重なる人もいると思います。そういった人は、留学よりも前の、周りより早めの行動が大変重要になってきます。というのも、日本で就職対策をするのと、海外で就職活動をするのとでは、勿論海外ではやれることが限られてしまいます。企業訪問やインターンシップなどは、企業側も期間を設けているので、機会は減ってしまいます。そこで、それ以外の対策をする訳ですが、具体的に何をすればいいのか?行動しようとしても、何をすればいいのか分からない!となると思います。その気持ち、よく分かります。しかし、難しいことはありません。そのままの質問を、キャリアサポートセンター(CS)に投げかけてください。きっとスタッフの方々が適切なアドバイスをしてくれます。私も実際、留学前に出向いて色々とアドバイスを頂きました。そのときの行動が、内定を頂けた鍵となったと思っています。勿論、留学中に全て徹底的に取り組むことは難しいので、留学中でも出来ることは何か、CSで聞いてみてください。また、留学中でも相談があれば、メールで応えてくれます。折角の留学なので、留学のせいで就職活動の足を引っ張るということは、好ましくありません。留学を考えている皆さんにも、留学と就職活動共に成功してほしいと切に願っております。私からの、留学の話は以上とさせていただきます。

(4)最後に

 最後になりますが、先生方、先輩方が口をそろえておっしゃるように、この大学の4年間はホントにあっという間です。悔いのないように、皆それぞれ、これから自分にどんな道があるのか、それにはどんな努力をすればいいのか、よく考えてこの「日本語学科での大学生活」を楽しんでいただきたく思います。もしそれが、あなたにとって「留学」であれば、留学の先輩として私もうれしく思います。

(日本語学科4年 本多政孝)