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= 竹ノ山 の タケノコ 通信 =
〔第16号 2014年9月11日〕



今月の話題  「 日本のふるさとを知ろう 」

 報道で知っていると思いますが、京都が世界観光ランキング1位になりました。昨年京都に宿泊した人数は1220万人、そのうち84万5千人が外国人だそうです。日本最初のノーベル文学賞作家である川端康成は、京都を「日本のふるさと」と言って名作『古都』を執筆しました。この作品は、ノーベル文学賞の対象作品で、映画化もされています。

 第15号 8月のチャレンジは、その京都に関する文化の問題でした。
問1.古来、神社仏閣の門前には、厄除け菓子をふるまう茶店が軒を連ね、参詣者で賑わいました。名物菓子で一息つくことによって、身をととのえ清めて神前に向かいます。はたまた参詣後に門前菓子を食することで、神仏のご加護を受けて厄難を払うという意味があります。さてそこで、菓子の成り立ちが「禊(みそ)ぎ・厄除け」と関係のない名物菓子はどれでしょうか。

(1)下賀茂神社の「みたらし団子」
(2)上御霊神社の「唐板」
(3)聖護院の「八つ橋」
(4)今宮神社の「あぶり餅」
(5)祇園の「ちご餅」

答:(3)聖護院の「八つ橋」
 京菓子の代表でもある「八つ橋」のはじまりは、江戸時代。琴の名手・八橋検校の法要の折に、弟子たちがお参りに来た人々に配ったのが始まりといわれています。ニッキ味の煎餅で、琴の形を模しています。

 「唐板」は、無念の死を遂げた八所御霊を祀る上御霊神社の門前菓子。むかしは、親王、貴族たちが食していたという厄除け菓子です。

 日本各地にある「みたらし団子」の発祥は下鴨神社。神域である御手洗川より湧き出る水泡をかたどって団子にしたものです。5つの団子は五体を意味し、無病息災を祈願しての門前菓子です。

 「あぶり餅」は、今宮神社の門前菓子。疫病退散を祈願するやすらい祭の際に、あぶり餅を食べ無病息災を祈ります。

 「ちご餅」は、八坂神社の大祭祇園祭で、長刀鉾の稚児が位をもらう「お位もらい」の時に供える餅。稚児が食した7月13日午後より、八坂神社の門前にある二軒茶屋で食べることができます。祇園祭は千年以上続く疫病退散を祈願するお祭りです。

問2.日本では古来、身体の悪いところを野菜に封じ込めたり、無病息災を願って野菜や穀物を食べたりする法要があります。次の中から、使われない食べ物はどれでしょうか。

(1)きゅうり
(2)かぼちゃ
(3)とまと
(4)だいこん
(5)こんにゃくいも

答:(3)とまと
 キュウリは「胡瓜(きゅうり)封じ」といって、自身の体の悪いところをキュウリに書き、封じ込めて健康を祈願するものです。空海によって日本に伝えられたという密教の秘儀。

 カボチャは、中風封じとして各地のお寺で「かぼちゃ供養」が行われています。もっとも有名なのが、京都安楽寺の瓢箪の形をした鹿ケ谷カボチャを使った法要で、毎年夏の土用(7月25日)に行われます。

 ダイコンは、11月下旬〜12月上旬に「大根炊き」として行われる法要です。仏教において、「聖天さん」の名で親しまれている大聖歓喜天の好物はお酒とお団子と大根といわれています。その大根に梵字を書いて、大鍋で炊いたものを頂くのが京都大覚寺の塔頭覚勝院の「大根炊き(11月22日)」。この大根を食すると歓喜愉悦の境地で暮らせるといわれています。また12月に入ると、親鸞聖人ゆかりの京都了徳寺の「大根炊き(12月9日)」をはじめ、各寺々で大根炊きの法要があります。

 「コンニャク炊き」を食すると難が去るといわれています。

 八坂庚申堂では、庚申(庚(かのえ)申(さる)の日)の縁日に、厄除けコンニャク炊きがふるまわれます。猿の形をしたコンニャクを3個、北に向かって無言で食べれば、難が去り、無病息災と伝えられているからです。

 ちなみに庚申の日とは、その夜に人間の体内にいる三尸の虫が、人間が寝ている間に体から脱け出して、天帝にその人間の悪行を告げ口に行く日のことです。天帝とは、寿命を司る神であるので、悪いことをした人は罰として寿命が縮まると信じられていたようです。

 京都を「日本のふるさと」と言った川端には、早良親王、菅原道真公や崇徳上皇などの怨霊が見えたのでしょうか、一方で「残酷な街」とも言っています。

 京都は日本文化の宝庫です。「日本に京都があってよかった」ですね。

(日本語学科 蔵田敏明)

今月のチャレンジ

★ このメルマガでは、毎号、日本語・日本文化、日本語力、国語教育、日本語教育などについての課題を出題します。解答を考えて送ってください。タイトルを「9月のチャレンジ」として、解答のあとに、お名前と所属を書き添えてください。
★ 送り先は、takenoko_re□@nufs.ac.jp(実際の送信時には□を省き、続けて入力してください)です。
★ 次号で、送っていただいた解答のうちおもしろいものと解説を掲載します。


第16回、9月のチャレンジは、英語や英語学習についての質問です。

 英語ができるようになりたい、と思っている人は多いでしょう。一方、文法の説明とか単語を覚えるといった‘お勉強’はどうも、という人も多いと思います。そういう勉強は、実際の役に立たないという気も、なんとなくします。

 それにしても、実際の役に立つというときの‘実際’というのはどういうことでしょうか。つまり、あなたにとって、実際に英語を使うのは、どんな場面ですか。

 いわゆる‘ニーズ’ということです。何のために英語を学ぶのかによって、どんな英語を身につけるべきかということが決まってきます。

【今月の質問1】 英語を使って、あなたは将来何をしたいですか。

 ところで、今、日本は国をあげて英語教育に力を入れています。グローバル化する世界の中で活躍できる人材が必要であるというのが、その理由です。グローバル人材にとって、英語を駆使することは不可欠だと考えられています。

 それでは、グローバル化した世界で、日本人は、どんな場面で英語を使うことになるでしょうか。そして、これからの日本人が必要とする英語とは、どんなものでしょうか。

 【今月の質問2】 日本人は、何のために、どんな英語を学ぶべきですか。


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