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2013年度 日本語教育実習(釜山)を実施しました

日本語教育実習を終えて

  2013年8月31日(土)から9月15日(日)まで,釜山外国語大学で日本語教育実習が行われ,学部生10名と修士課程の大学院生1名の計11名が参加しました。例年この実習の時期は台風が心配されるのですが,今年は出発時には台風16号が,帰国時には19号が日本に接近していて,実習生のご家族はもちろん,釜山外大の先生方やスタッフの方々にも大変ご心配をお掛けしました。しかし,有難いことに,台風の影響を受けることなく予定通り無事実習を終えることができました。

  昨年初めて引率に携わった私は,この実習での実習生の成長ぶりに大変驚きました。2週間という短い期間ですが,「海外」で「実際の日本語教育の現場を経験する」という実践から得られるものは,計り知れないものがあるようです。今年もまた,そう実感できる実習でした。

  今年の実習生は,ややスロースターターでした。実習生は,7月下旬から釜山外大の先生方と連絡を取りながら教壇自習の準備を進めていましたが,出発2日前になっても,現地での実習の教案が半分もできていないという実習生が何人もいました。今年は猛暑続きだったため,暑さが実習生の集中力を邪魔していたのかもしれません。そんな状態で出発していった実習生でしたが,釜山では,連日朝から夜遅くまで授業の見学や実習準備に真剣に取り組んでいました。教壇実習の練習では,実習生同士がアイディアを出し合って助けたり,時に厳しくフィードバックしたりしていました。実習担当の先生方は,そんな様子を温かく見守り,実習生同士が活発にやりとりできるようにしてくださっていました。

  この実習には,日本語教育の現場経験という目的の他に,「異文化を体験する」というもう一つの目的があります。ほとんどの実習生がホームスティをしていたので,毎日が異文化体験だったことでしょう。生活様式の違いに戸惑う実習生もいましたが,その戸惑いをきっかけにホストの学生との対話が生まれ,さらにお互いを知る良い機会へと繋がったようです。帰国の日は,ホストの学生,ホストファミリー,そして,実習生も涙涙で,なかなか別れることができず,出発を促すのがとても辛かったのを覚えています。ホストの方々のご親切に,心より感謝しております。

  参加した11名は,この実習を通してどんなことを感じ,どんなことを学んだのでしょうか。今年の実習生のうち実際に日本語教育に従事するものが何人いるかはわかりませんが,今回の実習での経験をそれぞれの今後に是非生かしていってほしいと思います。

  最後になりましたが,釜山外国語大学校コミュニケーション日本語学部・金鐘熙学部長をはじめ,実習コーディネーターの先生方,実習指導をご担当くださった先生方,そして,本実習の企画・準備をしてくださった日本センターの方々に心よりお礼申し上げます。

(准教授・近藤有美)

修了証を手にして

修了証を手にして


実習を通して学んだこと・変わったこと

実習中の筆者

実習中の筆者

  この実習は、振り返るととてもつらかったが、大きく自分を変えた2週間でした。自信をつけることができたことが、この実習での私の一番の成果です。今まで、教職の授業や日本語教育指導の授業で、何度か模擬授業をしたことはありましたが、この実習を通して、教壇に立つことに積極的になれたと感じます。

  実習の1週目は、パワーポイントの作成と教案の修正に1日のほとんどを費やしました。1日中研究室にこもり、パソコンと向かい合うのは想像以上のつらさでした。日本で準備をしていっても、修正しなければならない部分が多くあり、何度もくじけそうになりました。しかし、実習生は皆同じ境遇で、励ましあいながら日々過ごしました。もし校内で実習生に会うことができていなければ、私はくじけていたと思います。知らない土地で、さらには初めての海外での日本語教育実習で、不安なことだらけの中、仲間の大切さを改めて感じることができました。
  この実習で私を最も大きく変えたのも、実習仲間の存在でした。私は、ペアティーチングと一人での授業の2種類の授業をさせていただいたのですが、一人での授業の前の日に、教壇実習が次の日に迫っているのにもかかわらず、自分の教案やパワーポイントに納得がいかず、模擬授業も出来ずにいました。どうしたらいいのか分からず,くじけそうになっていたときに協力してくれたのは、やはり同じ境遇にある実習生でした。夜遅いにもかかわらず、K先生も私の模擬授業に付き合ってくださいました。修正したほうが良い部分の指摘だけでなく、どう改善したら良くなるのか、改善案まで一緒に考えてくれました。実習生の中には、自分が授業で行ったロールプレイの資料をくれたり、実際に学習者がいたほうがわかりやすいだろうということで自分のホストを呼んでくれたり、自分も大変なのに私のために時間を割いてくれました。自信を喪失しかけていましたが、K先生と彼らのおかげで、自信を取り戻せただけでなく、より自信を持つことができました。次の日からは、それまでの自分から大きく変化したのを感じました。自分の授業に自信をもって教壇に立つことができるようになりました。笑顔を保つことができたし、初日にはできなかった、学習者の誤用の訂正も落ち着いてできるようになりました。その授業を見てくださった先生方やペアの子にも良かったと言ってもらうことができ、とてもうれしかったです。さらに、学習者が、「先生の授業はとても面白いです。」と言ってくれたのが印象的でした。つらいことやくじけそうなことはありましたが、それらもこの言葉で吹き飛ぶような思いでした。自分で意識していなくても、自信や気持ちは授業に現れるのだと感じました。

  日本に帰ってからも教職の授業で模擬授業をする機会があったのですが、実習前に比べると、「落ち着いていた」「活き活きしていた」などのフィードバックをもらうことができるようになりました。この実習は、大きく自分を変えるものとなりました。

(日本語学科3年 鈴木明日佳)

教壇に立つ筆者

教壇に立つ筆者

修了証を手にして(筆者は左から2人目)

修了証を手にして(筆者は左から2人目)


韓国文化事情 チムジルバン

チムジルバンにて

チムジルバンにて

  私は釜山の実習に行って、様々な韓国の文化に触れることができましたが、その中でもいい経験ができたなと思うのが、チムジルバンです。ホストの家族と実習中毎日泊まりに来ていたホストの幼馴染と行きました。チムジルバンは日本のサウナのようなもので、お風呂もあって日本の温泉のような総合施設です。24時間やっているので、そこで寝泊まりできます。私も一泊しました。韓国のドラマをよく見る人はご存知だと思います。

  今回、私たちは広安大橋の近くのチムジルバンに行きました。まずカウンターで靴箱とロッカーのカギをもらって、チムジルバン用の上下の服、タオルを借りました。チムジルバン用の服に着替えたら、タオルを頭にかぶりましょう。定番だそうです。これも韓国ドラマでよく見る光景でした。チムジルバンにもいろんな種類があり、温度も40度からあります。私は50度が限界でした。また、下が砂利になっていたり、ほてりを取るためにマイナス部屋まであります。また、パソコンや幼児用の遊具、漫画や本、マッサージチェアー、囲碁、将棋、売店など、合間にできるようにと、なんでも揃っています。

  チムジルバンを堪能した後、売店で韓国のかき氷パッピンスと、ラーメンと、飲み物シッケと、これまた韓国定番のゆで卵を食べました。ゆで卵を食べるのが楽しみだったんですが、私の卵、たぶんアレは腐っていました。食べる前に本当にこういう臭い?と聞いたんですけどね。ホストのお母さんにもう一回言ったら、売店のおばさんのところに行って、梅のジュースをおばさんがくれました。腸に効くそうです。それのおかげか腹痛はなくおいしくいただきました。みなさんも食べる前に気を付けた方がいいです。納豆の臭いがしたら危険です。納豆の臭いに慣れているのがいけなかったんですね。でも他のものは全部おいしかったです。シッケはぜひ飲んでください。とてもおいしいです。そのあともまたホストの子らとおしゃべりして、夜はマットと枕、毛布を借りて寝ました。結構寝泊まりしている人は多いです。翌日、食堂で朝ご飯を食べてお風呂に入って、あかすりをやってもらって、そのままショッピングに出かけました。

  帰る直前の週末に行きましたが、最後まで韓国生活ができました。韓国人がいなければ、ここまで韓国文化に触れることはできなかったと思います。本当にいい経験ができました。チムジルバンにまた行きたいです。

(日本語学科3年 鈴木稚菜)