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2011年度 日本語教育実習(釜山)を実施しました

  今年も9月4日から17日にわたり、釜山外国語大学校日本語学部の協力の下、日本語教育実習を行うことができました。大学関係者をはじめ、実習指導にあたってくださった先生方、ホストファミリーなど、本当にお世話になりました。
  実習指導をご担当の水田澄子教授に実習の準備について振り返っていただき,実習に参加した二人に実習期間の様子を教えてもらいました。今後参加を考えている人も参考にしてみてください。

釜山外国語大学校での日本語教育実習を終えて
―実習前の準備期間を中心に―

  例年、実習報告書の編集が終わると、釜山の実習も無事終わったなと思う。今年度は昨年度の参加者が2名、再度参加したが、院生の参加者がなく、ある意味で均質な実習生が参加した実習となった。

  実習生の報告にもあるように、教壇実習に関する学びはもちろんのことであるが、ホームステイや学外での体験が心に残る出来事である。特に、今年はチュソクが実習期間中に入ったこともあり、韓国の伝統的な行事を体験する機会に恵まれた学生もいて、異文化体験も深まったものと思われる。

  実習は9月の約2週間であるが、このコースの準備は4月から始まる。

  4月の学期開始と同時に、釜山外国語大学校との情報交換が始まる。実習校の金ジョンヒ先生、ユナジュン先生、河野美穂先生(本学大学院修了生)などが中心となり、受け入れの態勢を確認してくださる。

  実習の受け入れが決まると、5月には実習生の募集が始まり、実習生が決定すると、釜山外国語大学校の受け入れ準備が始まる。プログラム全体の決定、ホームステイ学生の募集、実習コース・担当教員の決定など、日常の仕事を抱えながら準備をしてくださる先生方には本当に頭が下がる思いである。

  7月末には、本学で集中事前指導が始まる。サバイバル韓国語、教材分析、教案の書き方、DVD録画の仕方など、指導項目は多様である。この事前指導期間中には、例年、釜山外大の日本語講師の方(本年度は河野先生)が本学に来てくださる。実習コースのことやホームステイの心構えのことなどを丁寧に説明してくださるのも実習生にとっては心強い限りだろう。

  7月の事前指導が終わる頃には、担当コース、教員、ホームステイ先がほぼ決まるので、実習生は夏休み期間中に担当の指導教員から教案指導を受けることになる。この指導を受け、出発前には、模擬授業を行う。実習生全員が行うので、一人当たり二、三十分であるが、みんなで気づいた点を交換しあったりしているうちに、授業観察における気づきもふえていくのがわかる。

  これらの事前準備がすべて終わると、いよいよ釜山に向けて出発となる。不安はあるようであるが、釜山に着くとそんな不安はふっとんでしまって、教壇実習の準備や韓国の文化に触れたりしながら、学びの日々を送ることになる。

  帰国後も実習校の先生方とともに、アンケート調査、授業のフィードバック、実習の評価などをしなければならないが、一人でも多くの日本語教師希望の学生のために、今後もできる限りの支援を続けたいと思う日々である。

(教授・水田澄子)

2011年度釜山外国語大学日本語教育実習について

実習修了証を手に(右端が筆者)

実習修了証を手に(右端が筆者)

  2011年9月4〜17日に釜山外国語大学で、日本語教育実習がありました。今回、私がこの実習に参加した目的は、日本語教師になるための経験をしたいと思ったからです。また、実習を通して、大学の授業では学べないものを学びたいと思いました。私は、実習先の韓国には一度も行ったことがありませんでした。ですから、実際に行って、韓国の文化などを学ぶことができたらよいとも思いました。さらに、去年実習に行った日本語学科の学生から「楽しかった」「為になる」など聞いていたので、すごく興味がありました。

  事前指導では、まず、韓国語を学びました。ハングルの読み方、簡単なあいさつなどや、韓国の文化を教えてもらいました。ハングルの読み方を習っているときに、韓国人が日本語の発音で難しいものを教えてもらい、とても為になりました。次に、「みんなの日本語」の教科書分析と20分の模擬授業をやりました。模擬授業では、実際にやる授業をやり、先生や実習生から改善点が聞けたのでよかったです。また、実習の一カ月くらい前からは、実習先の担当の先生と連絡をとり教案・教材作りに取り掛かりました。私にとって、教案や教材を作ることはこれが初めてでした。ですから、何をどうやっていいのか分からずとても苦労しました。しかし、担当の先生とのやりとりで、実習前に5つの授業の内2つ完成することができました。

  そしてむかえた教育実習。私は、実習3日目に初めて授業を行いました。不安もありましたが、大きな失敗もなく終えることができました。また、学生の雰囲気は落ち着いていて、学ぶ意欲が感じられ、とてもよかったです。授業が終わったあとは、先生からフィードバックをして頂くことによって、今後の授業の参考にすることができました。私の授業の反省点として、まず、間違った発音をしてしまったことや例文の読み方などで、事前の練習がたりなかったと感じました。また、学生へのフィードバックの仕方が不十分で、授業配分がよくなかったときもありました。そして、実習前にすべての教案が出来ておらず、空き時間に教案作成をしていたので、他の先生の授業見学をする時間があまりとれず後悔しています。

  最後に、日本語教育実習全体を通して、とてもよい経験ができたと感じます。もし、来年また行けるのであれば参加したいほど、充実した教育実習となりました。実習では、大学の授業で学んできた知識を、生かすことができたと思います。また、自分に足りないものを発見することができ、これから何を学んでいくべきか再確認できました。そして、今回の経験を生かし、卒業後日本語教師になれたらよいと思います。

(日本語学科4年・池内めばえ)

韓国にできた私の家族

ホストと共に(筆者左)

ホストと共に(筆者左)

  実習の中には、文化体験というものが日程に組み込まれていたが、今回は台風の影響により、中止になってしまった。しかし、ホームステイを通して、たくさんの韓国の文化に触れることができた。

  私は一人暮らしの学生の家にホームステイをした。相手の学生とは、実習が始まる前から連絡を取り合い、コミュニケーションを図っていた。私は昨年もこの実習に参加しており、昨年と同じホストのところでホームステイした。しかし、昨年とは、また違った体験をすることもできた。

  ホストは、私に韓国の文化をたくさん知って欲しいということで、様々なことをしてくれた。食事ひとつにしても、毎日違ったメニューを考えてくれていたり、私の食べたいものを食べに連れていってくれたため、私はいろいろな韓国料理を食べることができ、本当に嬉しかった。また、実習中に私の誕生日があったので、友達を呼んで、誕生日パーティーを開いてくれた。その誕生日では、お酒も飲んだため、韓国のお酒の文化に触れることができた。お酒が好きな私にとって、とても嬉しいことであった。休みの日には、ホストが事前にいろいろと調べて準備してくれていたので、釜山の観光にも行った。

  このようにたくさん遊んでいた一方で、私の実習の準備のことも気にかけてくれていた。遊ぶ時には、教壇実習の準備ができているかを確認してから遊び、翌日に教壇実習がある時には、お酒は控えるようにするといったように、私の実習のこともよく考え、サポートをしてくれた。

  ホストと過ごした時間はあっという間に過ぎ、2週間がこんなに短く感じたのは初めてのことであった。この2週間のホームステイのあいだで、私とホストは、ホストという関係以上のものを築くことができ、お互いが家族であると思うまで仲良くなることができた。そして、実習が終わった今でも、私はときどきメールや電話などで、韓国の家族と連絡を取り合っている。

(日本語学科4年・小川基)