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尾崎明人 教授



画像:尾崎明人教授

尾崎明人(おざき あきと)教授


担当科目

1年次専攻語学(必修)「言語教育概論」
2年次〜日本語教育研究コース(選択)「教室活動」
3年次〜日本語教育研究コース(選択)「日本語教育方法論1・2」
(4年次日本語教育研究コース(選択)「日本語教育方法論」)
3・4年次専門ゼミナール(選択)「言語教育学 地域日本語教育」
3・4年次日本語教育研究コース(選択)「日本語教育実習(海外)III・日本語教育実習指導E(海外)」
大学院前期課程(選択)「日本語学研究 日本語談話分析」
大学院前期課程(選択)「日本語学研究 日本語学特論」
大学院前期課程(選択)「グローバル共生研究 地域日本語教育」

大学での役職 : 国際教育連携推進機構長 兼 国際日本語教育インスティテュート長

学歴

1977年国際基督教大学教養学部語学科(日本語教育専攻)卒業
1986年モナシュ大学大学院博士課程修了
1987年同大学よりPh.D取得


職歴

1977年東海大学留学生別科助手
1979年モナシュ大学文学部日本研究科助手
1980年同上級助手
1983年同講師
1988年姫路獨協大学外国語学部日本語学科助教授
1991年名古屋大学言語文化部助教授
1992年名古屋大学大学院文学研究科助教授(併任)
1993年名古屋大学留学生センター教授
1998年名古屋大学大学院国際言語文化研究科教授(併任)
2006年名古屋外国語大学外国語学部教授


考えていること・やっていること

私は大学卒業と同時に日本語教員になり、それ以来一貫して日本語教育に携わってきました。いい日本語教師になることが今も私の目標です。
日本語教育の中で私が一番関心を持っているのは会話教育です。オーストラリアで9年教えましたが、「オーストラリアの学生の会話能力を伸ばすために教師は何をすればいいか」ということが私にとって一番大きな教育上の課題だったのです。

接触会話の分析

会話教育の内容を考えるには、まず学生の会話を分析する必要があるだろうと考えて、オーストラリア人上級日本語学習者の会話を録音、文字化して、分析してみることにしました。これが私の研究の出発点です。

日本語の母語話者と第2言語話者の会話(接触場面の会話)を詳しく見ていくと、コミュニケーションを成立させるために両者がそれぞれさまざまな工夫をしていることが分かってきました。「日本語が上手いな」と感じさせる学習者はそのように感じさせる会話のテクニックを使っているのです。
一方、日本語母語話者も外国人との会話を円滑に進めるためにさまざまな工夫をしていることも分かってきました。

このような会話の分析を進める中で、初中級の学習者は日本人の発話が理解できず頻繁に聞き返していることに気づきました。聞き返された日本人はどのように応対しているのか、接触場面の中で起きているコミュニケーション問題はどのようにして解消されているのか、ということにも興味が涌きました。

こうして接触場面の会話の分析、とくに聞き返しに焦点を当てた分析で学位論文をまとめることができました。

地域社会と日本語教育

私は1991年に名古屋大学に赴任し、留学生に対する日本語教育を担当することになりました。
ちょうどこの時期に愛知県、静岡県などの東海地域では日系南米人をはじめとしてニューカマーと呼ばれる外国人が増え始めました。このような外国人の日本語学習を支援するボランティアも急激に増えました。私もボランティア活動に参加するようになり、在住外国人の日本語の変化を調べるために調査研究も行うようになりました。

今、日本に暮らす外国人は全国で200万人を超えています。愛知県は外国人の数も人口比も全国的に見てとても高い地域です。外国人と日本人が接触する場面もどんどん広がっています。日本社会は多文化多言語の社会に変わってきています。

このような社会の中で、日本語母語話者と第2言語話者はどのようなコミュニケーションをしているのでしょうか。コミュニケーションの実態をもっと深く理解したいと思います。コミュニケーション上のさまざまな問題はどのように克服されているのでしょうか。克服するためにどのような会話技術が使われているのでしょうか。さらに、日本語ボランティアが運営する地域の日本語教室ではどのような活動が行われ、どのようなコミュニケーション問題が存在しているのでしょうか。外国人の日本語習得と密接にかかわるこのような問題について研究を進めて行きたいと思っています。

また、ボランティア日本語教室での学習支援をより適切に行うために、日本語教育を専門とする者は何をすればいいかについても考えて行きたいと思っています。


おすすめの本

01.『日本語教育学を学ぶ人のために』青木直子・尾崎明人・土岐哲編
世界思想社:2001年年

02.『多文化共生のコミュニケーション−日本語教育の現場から−』徳井厚子著
アルク:2002年

03.『新しい日本語教育のために』J.V. ネウストプニー 著
大修館書店:1995年

04.『Teaching and Learning Languages. Cambridge University Press.』Stevic, E. W.著 (梅田巌・石井丈夫・北條和明訳(1986)『外国語の教えかた』)
サイマル出版会:1982年