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第9回日本語表現大会にて,4年生・遠藤彩さんが3部門で準優勝:受賞コメント「日本語学科生へ」を寄稿してもらいました

  第9回日本語表現大会が2013年11月27日・12月4日(水)に行われ,「朗読部門」「スピーチ部門」「ブックレポート部門」の3部門で日本語学科4年・遠藤彩さんが準優勝しました。

  これまで日本語表現大会で活躍してきた遠藤さんからコメントをいただきました。

受賞コメント「日本語学科生へ」

  多くの人は口を揃えて、「日本語学科って何をするの?」と言います。私自身、大学生になってから何度もこう聞かれ、「海外の人々に英語を通して日本の良さを発信するために、日本語と英語を勉強する」と答えてきました。これは、あくまで私の捉え方であり、学ぶ目的は多種多様だと思います。ただ、4年間を通して強く感じたことは、日本語学科生の“行動力”があまりにもないということです。行動力のなさが、人々の日本語学科への認知度を下げているのかもしれません。

  他学科主催の英語スピーチコンテストに出場した際、「日本語学科なのに、英語が話せるんだね」と何人かの他学科生に言われました。予選会場でも本選会場でも言われたことで、他学科から見られている日本語学科の現状を突き付けられた思いでした。「日本語学科“なのに”ではなくて、日本語学科“だから”英語を勉強するのに」という私の心の叫びなど、誰のもとにも届くことはありませんでした。私なんかより、ずっと英語を上手に話せる人が日本語学科には多くいるのに、何で参加してくれないのだろうと大変悔しく思いました。確かに、“日本語学科”の魅力を他学科に必要以上に主張する必要はないかもしれません。しかし、学内で“日本語学科”の魅力を発信できない学生が、国外に日本文化を発信することなどできるわけがないと思います。私はそうした悔しさを原動力に変え、これまで多くのことに挑戦してきました。

  “自信がないから挑まない”というのは言い訳にはなりません。例えば、日本語表現大会では、1度出場して結果が出せないと、次からは出場しない学生が多すぎると思います。自分に自信がないなら、そこを補うための取り組みをすべきだと思います。私はもともと話すことが大の苦手でした。そうしたコンプレックスを無くしたいという思いから、“話す”職業であるアナウンサーを目指して大学生活を送っていました。所属するマスコミ業界研究グループでは、ラジオ番組の出演やイベントの司会など様々なことに体当たりしてきました。学外での取り組みとしては、地元岐阜から東京渋谷にあるアナウンサースクールに一年間、週に一回通い、技術を磨いてきました。そこで分かったことは、この職業は私が生涯を通して本当にやりたいことではなかったということです。

  私の場合、アナウンサーを目指す上で、多くの経験や出会いがありました。それらが契機となって、大学3年に入った頃に、クリエイティブな能力を活かすことができる広告代理店で勤めることが本当にやりたいことだと気が付きました。そして、ありがたいことに広告代理店から内定を頂くことができました。キャッチコピーや文章、写真やデザインを通して、取材先の魅力を伝えるという仕事です。確かに、これまで費やしてきた時間・お金のことを考えると、なぜアナウンサーを目指さなかったのかと言われることもあります。しかし、これまでの経験がなければ、自分の本当にやりたいことに巡り合うことはありませんでした。取り組んでみなければ、向き不向きも分かりません。どんなことでも全力で取り組めば、遠回りをしても道は開けるのだと思います。この先、日本語学科の卒業生だと胸を張れるように、編集者として全力で努めていきたいと考えています。

  私は、「日本語学科があるから、名古屋外国語大学に行きたい」と思い、入学しました。だからこそ、日本語学科の魅力をまずは他学科に知ってほしいという気持ちが強くあります。これは、単なる我欲に過ぎないかもしれません。しかし、一日本語学科生として、現状を打破したいという気持ちを持って過ごしてきたのは事実です。まずは、日本語学科主催の日本語表現大会を自分たちで盛り上げることから始めるべきです。一人一人の行動力が伴ってこそ、日本語学科の新しい未来が切り開けるのではないでしょうか。